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消化器系

消化器系の病気について

犬や猫、人も、食べ物と飲み物を口から摂取し、胃腸で消化・吸収し、体に必要なさまざまな栄養素や水分を取り入れ、体にうまく吸収できなかったもの、不要なもの、有害なものを体外に排泄して生きている。


しかし、何らかの原因で胃腸の機能に問題が生ずれば、食べ物や飲み物がうまく消化・吸収されず、未消化・未吸収のまま、体外に排泄されることになる。これが下痢である。

もし、食べ物を消化・吸収する小腸に問題があれば、未消化・未吸収の食べ物が下痢便となって排泄される(小腸性下痢)。一方、水分吸収をおこなう大腸に問題があれば、水っぽい下痢便が、しばしば排泄される(大腸性下痢)。


下痢の原因は多岐にわたる。過食や間食、高脂肪食など不適切な食物、食物アレルギー、ウイルスや細菌感染、内部寄生虫、胃腸炎、膵炎、腫瘍、代謝異常などが関連することもある。

 
猫の喘息

いくつかのウイルスや細菌は、腸管で異常繁殖して腸炎を引き起こす。体は増殖した病原体を体外に排除すために下痢を起こし、体を守ろうとするのである。

感染すればひどい症状を起こして命に関わりかねない犬ジステンパーウイルスや犬パルボウイルス、あるいはもっぱら腸炎を引き起こす犬コロナウイルスなどがある。

これらのウイルスには、感染を予防するワクチンがあるが、ワクチン接種前後の子犬や未接種犬が、散歩の途中などで、感染犬の排泄物に接触して経口感染する。


また、自然界には、感染すれば下痢を引き起こすことのある細菌(例えばウェルシュ菌)や原虫(例えばクリプトスポリジウム)なども少なくない。特に免疫力、体力のとぼしい子犬や高齢犬では感染して激しい下痢となることも少なくない。

猫の僧坊弁逆流症

回虫や条虫、鈎虫、鞭虫などの寄生虫が腸管に寄生すれば、下痢を起こす。近年は生活環境も整い、寄生虫に感染するケースも少なくなった。しかし、犬回虫では母親から胎盤感染したり(猫回虫は、乳汁感染)、環境に放置された感染動物の排泄物から感染したり、感染動物の被毛に付着した虫卵をその動物とじゃれあって摂取する場合もある。

例え感染しても、体内での寄生数が少ないと、虫卵を検出できないこともある(寄生虫に感染した犬の検便で、虫卵が検出されるのは5割程度という報告もある)。


実際に、原因不明の下痢が続き、検便をしても虫卵が見つからず、試験的に駆虫すると、寄生虫がたくさん排泄された事例もある。特に盲腸に寄生する鞭虫などは虫卵が検出されないことも少なくない。

短頭種症候群

過食、間食(例えば、散歩時の拾い食い、普段食べないような食物)、脂っこい食物、乳製品(乳糖不耐性)、食物アレルギーなどの不適切な食物が考えられる。