猫の病気は大阪市平野区の南大阪動物医療センターへ
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鼻・くしゃみ

鼻・くしゃみの病気について
上気道感染症

猫に風邪症状を起こさせるものに、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジアの3つがある。いずれの病気もワクチンによって予防可能である。


この中で特に問題となるのがヘルペスウイルスで、免疫を持たない猫がヘルペスに感染すると風邪のような症状を起こすが、体力があれば肺炎などの合併症を起こさず、抗体が作られ回復する。ヘルペスウイルスは抗体によって血液中から駆逐されるが、抗体の働きの及ばない神経線維の中に逃げ込んでしまうものもいる。

抗体の力が強い間は神経の中で身動きがとれず症状を出すことはないが、妊娠や授乳、発情行動、他の疾患などによって免疫力が低下すると、神経の中からはい出て来て増殖し、やおら悪さを始めるのである。母親がこのようなキャリアー猫の場合、子育てによって体力を消耗し、息を吹き返したヘルペスを放出し始め、ちょうど離乳の頃に子猫が発病するという困った事態が起きるのである。


猫はにおいによって食べものが安全かどうかを判断する動物である。鼻づまりを起こすとにおいが分からなくなり、本能的に危険を感じて、どんなものも食べることができなくなってしまう。

鼻の周りを常に清潔にするような手厚いケアや栄養支持、インターフェロン療法のような動物病院での治療が必要となる。


風邪症状が治ってからも、定期的なワクチン接種で常に強い免疫を維持することで、キャリアー猫の発病を抑えることができる。もちろん、理想的には感染前にワクチンを接種し、キャリアー猫にならないようにすることが大切なことは言うまでもない。

 
逆さくしゃみ

水を飲んだ時や興奮した時に苦しそうに鼻を鳴らすようなしぐさをし、咳でもクシャミもないというのが「リバーススニーズ」である。直訳すると「逆さクシャミ」である。

プールで逆立ちなどをして鼻から水が入ったとき、鼻の奥の方が気持ち悪くて音を鳴らしてすすることがあるが、それと同じような状態と考えればよい。


舌で口の中の天井の部分を触ってみると、奥の方に柔らかい部分がある。パグやブルドッグなど、顔が丸くてクシャっとつぶれたような犬(短頭種)では、そこが垂れ下がっていることが多く、それを軟口蓋過長症と呼んでいる。

リバーススニーズはそのような状態の犬でよく見られるのである。軟口蓋過長症はひどければ外科手術を必要とするが、リバーススニーズ自体を心配する必要はない。あまり頻繁に起きるなら、軟口蓋の検診を受けるのが最善である。